娘を妊娠していた妊娠28週の頃、切迫早産で緊急入院をしました。
結果的にその後、病院で適切な処置をしていただいたおかげで娘は正期産で無事に生まれましたが、あの時は「まずい、今生まれてしまうかもしれない」と覚悟するほどでした。
今回は私が切迫早産で緊急入院した時の話をします。
妊娠27週までは割と順調な妊婦だった
妊娠発覚後から切迫流産や妊娠糖尿病、血圧など特に問題なく、悪阻も安定期には治まり、順調な妊娠生活を過ごしていました。
(と言いつつその後、妊娠36週で妊娠高血圧を発症しました…^^;)
しかし順調な妊娠生活もある日突然一変しました。
突然お腹の張りが5分おきに
体に急に変化が生じたのは、外出帰りに仕事終わりの夫と合流して駅ビルで夜ご飯を食べていた時です。
いや、痛いっていうか風船が膨らむみたいな…苦しい感じ?
急にお腹に今までなかった違和感を感じたのですが、その時は夜ご飯のカニチャーハンの食べ過ぎかな?と思って家に帰ったらよくなるだろうと呑気に考えていました。
陣痛かも!病院に慌てて電話した結果
夫と電車に乗って数分後。
しかも痛い!痛い!
5分おきくらいに痛い!
急激な腹痛(というより張り)
次第に強くなる痛みに私も夫もパニック。
お腹を抱えてフーフー言いながらなんとか自宅の最寄り駅まで耐え、タクシーで帰宅してすぐに病院に電話!
どうすればいいでしょうか?
急いで夫に車を出してもらい、病院に向かうことになりました。
お腹の張りが3分おきに…
病院に着いたのは夜の23時半。
誰もいない静かな病院に入り、通されたのはLDR(分娩室)ルーム。
看護師さんと助産師さんが急いで私のお腹にベルトを巻き付け、お腹の張りの強さと時間の間隔を機械(NST)で測定し始めました。
測定し始めてから20分…
その間に張ったのは6回、強さは最大で80でした。
(張りの強さは体感的に20以下ほとんど張りなし、20~40軽い張り、40~80強い張り、80~痛みを感じる張り)
張り止め(リトドリン)投与で治まったものの…
私のNSTの結果を見て、先生が
すぐリトドリン入れて!
と看護師さんと助産師さんに指示を出し、すぐに点滴で薬を入れることになりました。
そしてリトドリンを投与して15分。
あれほど強いお腹の張りも嘘のようにすっかりなくなっていました。
念のため内診もして子宮口が開いていないか、子宮頸管が短くなっていないかなど確認しましたが特に問題はみられず、
と思っていましたが
だから妊娠29週までは退院できません。
リトドリン急にやめたら張り返しきて陣痛くるかもしれないから。
あっさりと退院を否定され、この日から切迫早産患者として入院治療することが決まりました。
妊娠35週でようやく退院
結果的に私が退院できたのは、当初予定していた妊娠29週よりももっと長い、妊娠35週でした。
まさか自分が長期間入院するとは思わず、入院中は何度も「早く家に帰りたい」と泣いていました。
でも無事に生産期を迎え、娘を産むことができたのはしっかり入院で治療を受けられたからです。
お腹の張りに気付かずあのままにしていたらもしかしたら娘は元気に生まれてこなかったかもしれません。
妊娠出産って本当に奇跡の連続…身をもって感じました。
私もいつか二人目を妊娠したら、体調の変化には敏感になろうと思います。