妊娠出産

【切迫早産】48日間の入院でかかった医療費を公開します【恵愛病院】

入院費用

娘を妊娠中、妊娠28週から切迫早産で長期入院をしました。

お腹の赤ちゃんの心配はもちろん、同時に「入院の費用、いったいいくらかかるんだろう」とお金の心配もありました。

赤ちゃんが助かるのであれば、親とすればいくらかかっても助けたいものですが、やっぱりお金は気になります。

しかし入院中ネットで調べてみても具体的な数字は見つからず、参考になる情報はヒットしませんでした。

結果的に、思っていた金額よりも低かったので家計に大ダメージを加えることはなかったのですが、私のように急に入院することになった妊婦さん・その家族の方に向けて私が48日間の入院でかかった費用を公開します。

oico
oico
あくまで”私の場合は”ですので、一つの参考として捉えていただければと思います。

入院したのは埼玉県の恵愛病院

私が妊娠出産でお世話になったのは埼玉県富士見市にある恵愛病院です。

恵愛病院全景

毎年、全国の出産総数ランキングで2位か3位に入るほどのマンモス産院で、近隣住民の方はもちろん、遠方の妊婦さんも通うほどの人気病院です。

切迫早産で48日間入院 費用総額は20万円

私が切迫早産で入院したのは8月16日から10月2日までの48日間。

48日間の入院で請求された入院費総額は約20万円でした。

入院費【月別】

恵愛病院では毎月末締め、翌月10日前後までの支払い(入院会計)となっており、3回に分けて請求されました。

月によって入院費が全く違うので、月別に分けて表にしてみました。

日数入院費
8月1687,400
9月30100,200
10月211,200

入院費用 細かい内訳

一言に入院費用といっても、明細書をみるといろいろな項目に分けられていました。

切迫早産で入院すると、いったいどんな項目の請求があるのか気になる人もいると思うので細かい内訳もまとめました。(右側の欄は1日あたりの費用を示しています。)

入院費内訳【医療費】

私は高額療養費制度の「区分エ」に該当したため、医療費の上限が57,600円でした。

そのため、本来ならば何十万とかかる医療費の請求が57,600円となっています。

医療費/日
8月57,6003,600
9月57,6001,920
10月8,9004,450

入院費内訳【病院食費】

2018年4月1日以降、入院中の1食あたりの金額は460円となっています。

つまり、

460円×3食(朝昼夜)=1,380円

1日あたり1,380円が食費として請求されました。

病院食費/日
8月20,7001,294
9月41,4001,380
10月2,3001,150

(8月は体調不良で食事を中止していた日もがあったため安くなっています。10月も退院日の昼から食事なしのため安くなっています。)

入院費内訳【自費】

8月に自費検査の4Dスクリーニング(8,000円)を受けたのでその請求がありました。

また、おそらく張り止め薬(リトドリン点滴)の輸液ポンプ器材使用代として、8月は1,100円、9月は1,600円が請求されていました。

自費/日
8月9,100569
9月1,60053
10月00

個室料なしのおかげで入院費用が抑えられた

一般的に、入院費の金額を左右するのが「個室利用料」の有無とされており、個室を利用すると1日あたり数千円、高いところでは万単位でかかります。

恵愛病院は出産入院の方も、婦人科入院(切迫早流産・悪阻など)の方も全室個室での入院です。

とても綺麗な部屋で、さぞ高い個室料が発生すると思っていましたが、ありがたいことに恵愛病院では個室料がかからないため請求されることはありませんでした。(2019年の時の話です。)

出産入院では部屋のグレードによって差額料金が発生します。

oico
oico
私が長期入院だった割に入院費用がそこまで高額にならなかったのは、この個室利用料が0円だったのが大きいです。

妻が入院すると家計にいろんな影響が

結果的に、入院費用は思っていたよりも安く済んだのでホッとしましたが、私が入院したことで別の出費がかさみました。

具体的には以下の3つ。

  1. 自炊できない夫の外食費
  2. 面会時の交通費(ガソリン代)
  3. 入院中の飲み物代

パートナーが自炊できる、病院まで徒歩で行ける、毎日家族が飲み物を持ってきてくれるなど、人によってお金がかからない場合もありますが我が家では合計8万円ほどの出費がかさみました。

oico
oico
だいたいの病院では病衣レンタル料やリネン代がかかりますが、恵愛病院ではそれらの費用はなし。さらに、アメニティが充実していたので生活雑貨などの費用はかかりませんでした。 

妊娠したら限度額適用認定証の発行を

私は妊娠が分かってすぐに「限度額適用認定証」を発行していました。
(限度額適用認定証とは、医療機関ごとにひと月の支払額が高額療養費制度の自己負担限度額までとなる証明書です。)

妊娠中は重症妊娠悪阻、切迫早流産、管理入院、手術(帝王切開)など医療費が高額になるケースが多数あります。

事前に限度額適用認定証を発行しておけば、退院時に高額な医療費を払わずに済むので、妊娠が分かったらぜひとも限度額適用認定証を発行しておくことをおすすめします。

入院費用は病院によってピンキリ

私は48日間の入院で約20万円でしたが、友人は大学病院に14日間の入院(切迫早産)で17万円かかったと聞きました。入院費用は病院によってかなり差があるようです。

急に入院となると、気が動転して入院書類に言われるがままサインをしてしまいがちですが、個室使用料は患者の同意が得られない場合は請求できないことになっています。

入院で個室を利用する際は必ず金額の確認をして、あまりにも高い部屋の場合はランクを下げてもらったり、大部屋を利用できないかなど病院側と相談しましょう。

oico
oico
この記事がどなたかの参考になれば幸いです。