娘と息子妊娠時に不育症治療のため、ヘパリン自己注射を打っていました。
朝夕で1日2回、妊娠判明時から36週まで打っていたので1回の妊娠あたり約450本打ちました。
毎日打つものなので出来れば痛みは避けたい!でもどこに打つのがいいのか?
いろいろ試行錯誤して私なりのヘパリン自己注射のコツを見つけたので、いまorこれからヘパリン自己注射をする妊婦さんにお伝えしようと思います!
ヘパリン自己注射とは
ヘパリン自己注射は血液が固まるのを防ぐ作用があり、血栓症などの治療(予防)に使われる薬です。
私は血液第Ⅻ因子欠乏症という不育症で過去に5回流産しているため、流産予防として処方されました。
ヘパリン自己注射をいつからいつまで打つのかは病院や担当医の方針、患者の状態によって差がありますが、大体は妊娠判明時(胎嚢確認後)~妊娠36週までが多いようです。
ヘパリン自己注射の打ち方
- 清潔な手で注射器を包装から取り出す
- 注射器本体を指ではじき、注射器内の気泡を上に集める
- ゴムキャップを外して注射針を接続する
- 注射器内の気泡を押し出して注射液を1滴出す
- 打つ部位をアルコール綿などで消毒する
- 打つ部位の皮膚をつまみ、もう片方の手で針を30~45°の角度で刺す
- 注射液をゆっくり注入する
- 針をそっと抜いて、アルコール綿などで注射部位を押さえる
ヘパリン自己注射を打てる部位
ヘパリン自己注射は皮下注射なので、脂肪が多い部位が打つのに適しています。
具体的には、二の腕(外側)、へそ周りを避けたお腹、太もも(外側)、お尻です。
ヘパリン自己注射を自分で打つ場合
自分で打つ場合の部位は、お腹と太ももが適しています!
私がヘパリン自己注射を打ち始めの頃は毎回おっかなびっくりで、とりあえず薬剤師さんにおすすめされたお腹に打っていました。
その後胎動が始まる頃(妊娠20週)にはお腹がモニョモニョ動くのが怖く、太ももメインで打ちました。
ヘパリン自己注射を誰かに打ってもらう場合
悪阻でしんどい、手を怪我して不自由、どうしても自分で打つのが怖いなどの理由で誰かに打ってもらう場合もあるかと思います。
誰かに打ってもらう場合の部位は、二の腕とお尻が適しています!
ヘパリン自己注射のコツ
ここからは私流のヘパリン自己注射のコツです。
ちょっと刺して猛烈に痛かったら少し場所を変える
打つ部位を決めてアルコール綿で消毒したら、針をブスッと刺す!のではなく、針先を打つ皮膚にチョンと当ててみてください。
その時点で痛かったらたぶんそこは痛点です。(痛点とは1㎠に100~200個ある、刺激を感じる点です。)
痛点に針が刺さると痛みを強く感じますが、痛点をうまく避けることができればほぼ無痛で針を刺すことができます。
針を抜き終わった後の圧迫は強め、長めに
液を注入し終わって針を抜いた後、アルコール綿など押さえるのですがこの時に部位を揉まない!そして圧迫は強め、長め(5分は押さえる)!
これをサボると皮下出血が広範囲(10円玉サイズ)になったり、しこりや痣が長期間残りやすくなり、打てる部位範囲が狭まってしまいます。
痛くない部位ベストオブベストはお尻!
一番痛みが少なかった部位はお尻でした!
「え?でもお尻って自分で打てなくない?」って思われるかもしれませんが、実は自分でも打てます!
お尻はお尻でも、お尻の外側…というか太ももの延長線上のあたり。
椅子に座って、お尻のお肉を外側に広げてからやると打ちやすいです。
注射角度は45°が一番痛みが少なかった
ヘパリン自己注射の注射角度は30~45°ですが、あまり浅いと痛みが強かった(特に針を抜くとき)ように感じます。
私的には45°が一番痛みが少なく、内出血のトラブル率も低かったので45°がおすすめです。
注射前に冷やすのも有効
打つ前に部位を保冷剤などで5分くらい冷やすのも良かったです。
冷たさで皮膚表面の感覚が鈍くなるからだと思います。
ただこのやり方だと痛点に刺さった場合、針を深く入れる際に痛みを感じやすいので運次第なところもあります^^;
コツをつかめるまでは試行錯誤
打ち始めて間もない頃は恐怖心や不安でいっぱいだと思います。
でもだんだん慣れて自分なりのコツをつかめば痛みを感じることも減りますし、赤ちゃんのためだと思えば「このぐらい余裕余裕!」ってなります♪
ヘパリン自己注射の体験ブログをいろいろ見て参考にしたり、病院の看護師さんなどに相談しながら自分流のコツを見つけて頑張ってください^^